プロ・クリエータの実践ウェブテクニック集



httpd.conf ファイルの設定

 Apacheのほとんどの動作は、"httpd.conf" というファイルで設定する事ができます。 このファイルを自分の環境に合わせて編集します。 設定を間違えるとサーバーやウェブサイトに変調をきたし、場合によってはApacheを起動できなくなります。 最初はできるだけデフォルトの値を尊重して、必要な部分だけを変更しながらサーバーを構築すれば、間違いも少なく管理も容易になります。

 先ず必要な事はドキュメントルートを決定して、HTMLファイルなどを格納するディレクトリを作成することです。 ここに格納されるファイルは、常時、追加・修正の作業が発生しますから、判り易く管理し易い場所を選ぶ必要があります。 ここでは、ドキュメントルートを "D:/home" にすることにします。
必要なら、SSIやCGIを動作させるなどの、詳細設定も行います。

  1. 「マイコンピュータ」→「C:」→「Program Files」→「Apache Group」→「Apache2」→「conf」フォルダの中にある、"httpd.conf" をNotepadなどのテキストエディタで開きます。 エディタは、番号を表示できるソフトが使いやすいでしょう。 隣に "httpd.default.conf" という名前の原本がありますから、非常事態の場合はコピーして使います。
    httpd.conf画面

  2. 229行目、DocumentRootを、"D:/home"に変更します。
    DocumentRoot "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs"
    ↓変更
    DocumentRoot "D:/home"

  3. 254行目、DocumentRootに合わせて、Directoryを変更します。
    <Directory "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs">
    ↓変更
    <Directory "D:/home">

  4. 268行目、SSIやCGIを動作させる場合は、ドキュメントルート以下で、SSIとCGIを使えるようにします。
    Options Indexes FollowSymLinks
    ↓追加
    Options Indexes FollowSymLinks MultiViews ExecCGI Includes

  5. 275行目、.htaccessファイルの上書きを、許可するようにします。
    AllowOverride None
    ↓変更
    AllowOverride All

  6. 322行目、ディレクトリインデックスのデフォルトファイルを追加します。
    DirectoryIndex index.html index.html.var
    ↓追加
    DirectoryIndex index.html index.htm index.php index.cgi index.html.var

  7. 772行目、CGIを動作させる場合は、cgiファイルを認識するようにします("#"を外す)。
    #AddHandler cgi-script .cgi
    ↓変更
    AddHandler cgi-script .cgi

  8. 777行目、CGIからHTTPヘッダーを送れるようにします("#"を外す)。
    #AddHandler send-as-is asis
    ↓変更
    AddHandler send-as-is asis

  9. 782行目、イメージマップをインクルードするようにします("#"を外す)。
    #AddHandler imap-file map
    ↓変更
    AddHandler imap-file map

  10. 797行目、SSIを動作させる場合は、SSIファイルを認識するようにします("#"を外す)。
    ついでに、HTMLファイルでも、SSIを実行できるようにします。
    #AddType text/html .shtml
    #AddOutputFilter INCLUDES .html
    ↓変更と追加
    AddType text/html .shtml
    AddOutputFilter INCLUDES .shtml
    AddOutputFilter INCLUDES .html

  11. 「上書き保存」します。
    タスクトレイの「Apache Monitor」アイコンをクリックして、「Apache2」を「Restart」させます。"httpd.conf"を修正した場合は、Apacheを再起動しないと、変更が反映されません。
    httpd.conf画面

  12. 早速、ドキュメントルート以下にHTMLファイルを作成して、テストして見ましょう。
    「マイコンピュータ」→「D:」に移動して "home" フォルダを新規作成します。ここがドキュメントルートになります。
    続いて、"home"フォルダの中に、テスト専用の、"test"フォルダを新規作成します。すべてのファイルは、管理し易いように、フォルダ毎に整理しておきます。
    "test"フォルダの中に、テキスト文書を新規作成します。
    Editor画面

  13. 作成されたテキスト文書の名前を、"index.html"に変更します。
    拡張子を変えたので警告が出ますが、「はい(Y)」をクリックして変更します。
    変更されると、アイコンがテキスト文書からHTML文書に変わります。
    *注 拡張子が表示されていない場合は、エクスプローラのフォルダオプションで設定を変更します。-> 拡張子の表示と非表示
    Editor画面

  14. 「index.html」をテキストエディタで開きます。
    Editor画面

  15. HTHLコードを記述して、上書き保存します。
    editor画面

  16. ブラウザを起動して、アドレスに"http://localhost/test/"と入力します。ファイル名が"index.html"の時は、ファイル名を省略できます。
    <body>~</body>に記述した文字が表示されれば、正常に設定されています。
    テスト画面